Bodenham, Anne
アン・ボデナム
(1573-1653)


☆ 悪名高いラム博士の召し使いであり、占い師として有名。後に魔女として処刑される。無学な老婆であったが、ラム博士から占いを教わっていたらしく、博士が非業の死を遂げた後、危険なロンドンを避けて、もっぱら田舎で占い商売にいそしんでいる。彼女は薬草術にも長けており、いわゆる「賢い女」であった。

 伝承によれば、アンの占いはきわめて魔術的なもので、奥義書を片手に地面に円を描いて悪魔を呼ぶと、5人の小悪魔が現れるのである。そこにアンがパン屑を投げると小悪魔がついばんで踊り回り、未来を教えるというものであった。これは魔女裁判の記録であろうから、悪魔云々は差し引くとすれば、実際のところは一種の地占(geomancy)であったと推測される。

 1653年、ウィルトシャーで占いを引き受けた時に、依頼人のごたごたに巻き込まれ、トラブルの責任を押し付けられる形で魔女として告発される。
 御定まりの取り調べで魔女とされてしまい、ソールズベリにて絞首刑に処せられている。

主要著作 - -
参考文献 Crouch, Nathaniel: The Kingdom of Darkness, London, 1688.
Robbins, Rossell Hope: The Encyclopedia of Witchcraft and Demonology, Crown, New York, 1959.


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