Woodman, William Robert
ウィリアム・ロバート・ウッドマン
(1828-1891)


魔法名 Magna Veritas Et Praevalehit (5=6, G.D.) "Great is truth, and mighty above all things"( the Apocrypha, I Esdra iv. 41)
     Vincit Omnia Veritas (7=4, G. D.)
"Truth conquers all things"

☆ 「黄金の夜明け」団の創立当時の三首領の一人。高位のフリーメイソンにして「英国薔薇十字協会」の2代目会長。穏健な隠秘学者。

 1891年に死去しているため、「黄金の夜明け」団の運営や事件と殆どかかわりがない。

 ロンドンにて医学を修め、1851年前後にストーク・ニューイントンにて開業。警察の嘱託医として外科を担当。かなりの遺産を得たのち引退。不動産があるエグゼターに引っ込み、趣味の園芸に没頭。園芸の品評会にて受賞すること無数。

 1867年に「英国薔薇十字協会」の秘書となり、会報『薔薇十字者』 The Rosicrucian の編集に携わる。1878年、 同会の会長に就任。

 「黄金の夜明け」団創立の1888年当時、ウッドマンはすでに隠居の身であったが、権威づけを好むウェストコットが団の箔付けに担ぎ出して、初代インペレーターに据える。この一事をもって歴史に名を残した人物といえるだろう。


主要著作
参考文献 Westcott, William Wynn, The History of the Societas Rosicruciana In Anglia, privately printed, London, 1900.
Waite, Arthur Edward, The Brotherhood of the Rosy Cross, Rider, London, 1924.
Howe, Ellic, Fringe Masonry in England 1870-1885, Holmes Publishing Group, Edmonds, WA, 1999.
Howe, Ellic: The Magicians of the Golden Dawn, RKP, London, 1972


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