献呈

われはこの香を捧ぐ。手に入るかぎり最上の香なり。おお至上のアドナイ、エロヒム、アリエル、ジェホヴァ、この香をふさわしき全燔祭として受け入れたまえ。汝の御力もてわが大いなる企てを成功なさしめたまえ。かくあれかし。アーメン。

第一の咒文

 ルシファー皇帝へ

 ルシファー皇帝よ、反逆の霊たちの君主よ、この世の如何なる場にいるかは存ぜぬが、速やかに寓居より出立し、わがもとに参りて言葉を交わすべし。大いなる生ける神、父と子と聖霊の御名によりて命ず。物音をたてず、悪臭も放たずに現れよ。明瞭なる言葉にてわが質問に逐一回答すべし。それをなさぬとあれば、神聖なるアドナイ、エロヒム、アリエル、ジェホヴァ、タグラ、マトンの御力によりて、また高次なる知霊団の御力によりて汝は服従せざるべからず。ヴェニート、ヴェニート!
 ルシフグを派遣すべし、さもなくばこの破砕杖がもたらす永遠の苦痛が汝を圧倒するであろう。イン・スビト。




第二の咒文

 ルシファー皇帝よ、われは大いなる生ける神の代理として汝に命ず。汝の主にしてわが主たる神のひとり子インマヌエルの御力によりて命ず。汝の束縛から人間を解き放ちたる貴き血の力によりて命ず。この世の如何なる場にいるかは存ぜぬが、速やかに寓居より出立し、15分以内にわがもとに参るべし。直々に出頭して明瞭なる言語を語ることがかなわぬ場合、汝の使者アスタロトを無音無臭の人間形にて派遣すべし。それをなさぬとあれば、われは汝と汝の眷属すべてをこの破砕杖にて撃ちこらし、底なしの深淵に突き落とすであろう。大いなるクラヴィクルの言葉の力を知るべし。アドナイ、エロヒム、アリエル、ジェホヴァム、タグラ、マトン、アルモウジン、アリオス、ピトナ、マゴツ、シルフェ、タボツ、サラマンドル、グノヌス、テラエ、セリス、ゴデンス、アクア。イン・スビト。

第三の咒文を発する前に、霊が服従を拒むようであれば以下のクラヴィクルを読み上げ、破砕杖の叉状両端を炎の中に入れてから全ての霊を撃つべし。このときに恐ろしい吠え声が聞こえても驚いてはいけない。この瞬間にすべての霊が出現するからである。その後、クラヴィクルを読み上げるまえに、騒動の真っ只中で第三の咒文を詠唱すべし。



第三の咒文

 ルシファー皇帝よ、われは強大なる生ける神とそのひとり子と聖霊の代理として汝に命ず。大いなるアドナイ、エロヒム、アリエル、ジェホヴァの御名によりて命ず。速やかに現れよ、あるいは使者アスタロトを遣わすべし。この世の如何なる場にいるかは存ぜぬが、速やかに寓居より出立すべし。さもなくば大いなるアドナイ、エロヒム、アリエル、ジェホヴァの破砕杖にて汝と汝の眷属すべてを撃ち懲らすであろう。

この時点でも霊が出現しないなら、杖の叉状両端を炎の中に入れ、大いなるソロモンのクラヴィクルの言葉を唱えよ。

大咒文

真正なるクラヴィクルより抜粋

われは大いなるアドナイの力によりて命ず、おお霊よ。直ちに現れよ。エロヒム、アリエル、ジェホヴァ、アグラ、タグラ、マトン、オアリオス、アルモウジン、アリオス、メムブロト、ヴァリオス、ピソナ、マゴツ、シルフェ、タボツ、サラマンドル、タボツ、グノムス、テラエ、セリス、ゴデンス、アクア、グインガ、ジャウア、エチトナムス、ザリアトナトミク (以下繰り返し)。

 この神妙玄奥なる言葉を二度繰り返すと霊が出現し、以下の如く答えるであろう。



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