The Emperor 皇帝

Thy heart shall weary
And thy Soul shall cry,
Till thou findest me,
Thy Bride from on high.

高みよりくだる汝の花嫁たる
われを見出すまで
汝の心はつかれ
汝の魂は泣き叫ぶであろう。


「昨晩、素晴らしく上等の鎖帷子に身を包んだ姿で、ぼくはきみとともになんらかの白黒の作品を眺めていた。ぼくたちとともにドイツの皇帝とビスマルクがいた。ぼくはきみの顔しか覚えていない。きみは甲冑を着けていなかったと思う。皇帝以外で甲冑をまとっていたのはぼくだけだったようだ。

「大きな城があって、そこに続く通路は足首までの深さの水に覆われていた。その道をぼくは進んでいた。

「昨日、散歩していると、“神の息吹”(だと思う)が到来した。それが大変に強くて、まるで自分が爆発するかのような感じだった。ぼくの内なる人間が大いに掻き立てられ、すばらしく昂揚した。力感と闘争心に満ち溢れる感じだった。もうなんだってできる、要塞を覆滅し、巨人を張り倒し、一軍すべてを根こそぎにできるような気がした」

と、ホートンが1896年7月、イエイツ宛ての書簡で語っている。ホートン・タロットの皇帝は、ここはやはり男性的エネルギーの積極面を最大限に表現したものとして捉えたい。


 



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